帯揚
着物の帯結びには帯〆と共に帯揚(おびあげ)というものが必要です。
浴衣などには必要ないのですが、お太鼓や晴れ着の帯結びに使う、幅40センチ、長さ180センチほどの薄い布です。これで帯枕を包んで帯の前で結んでいます。
帯の上にチラッと見える布です。
少ししか見えませんが着物の印象がずいぶん変わります。着物や帯はたくさん持っていなくても、帯揚や帯〆、半襟などの小物を変えることで1枚の着物を何通りにも楽しむことができるのが着物をの良いところです。
ポリエステルのものもありますが、正絹のものがほとんどで、値段も千円〜2万円くらいまでいろいろです。
普段着の着物なら、わざわざ買わなくても、スカーフやストールを帯揚のかわりに使っても面白いです。
スカーフが派手なら着物は無地っぽいものとか、またはその逆とか。
夏物の帯揚を持ってる人は少ないので、薄手のガーゼのストールで代用するのもおすすめです。
コミカルな柄のスカーフなんかも楽しいと思います。
ボリュームが出すぎると野暮ったい印象になるので薄手のものが向いてるようです。
以前、ファッション誌で細いエナメルのベルトを帯〆のかわりにしてたのがすごく斬新で素敵でした。
💛次回は帯締め金具について