黄ばみ取り
着物を着て出かけることが多いせいか、着物をいただくことがあります。
「タンスの整理をしたら着物が出てきたけど、着る人がいないからいらない?」
「捨てるだけだから、着れそうなのがあれば持って行ってくれる」
そんなこんなで私の手元には着物が集まってきます。
もったいないから→着て出かける→また貰う→どんどん集まる。
このままだと着物のリサイクルショップが開けそう
先日、大きな風呂敷にいっぱいの着物をいただきました。
どの着物も寸法も柄の好みもぴったりで大喜びしたのですが、一枚だけ黄ばみがヒドイものがありました。
全体に黄ばみがあるのですが、特に背中の肩当(かたあて)と居敷当(いしきあて)がある部分が目立ちます。
夏物の単衣で小千谷縮風の化繊の着物です。小千谷縮が大好きな私としては、何とかして着れるようにしたいのですが、悉皆屋(しっかいや=着物専門のお手入れ屋さん)に出すと黄変処理は高いのです。とても。
このくらい派手に黄ばんでしまうと3万円以上は覚悟しなくてはならないでしょう。
以前、重曹と酸素系漂白剤を使って洋服の黄ばみがキレイになったことがあるので、それでなんとか薄くしてみることにしました。
重曹1:酸素系漂白剤1の割合で混ぜてペースト状にします。それを黄ばみに塗って洗うわけです。
まずは失敗しても目立たない下前で実験。
かなり目立たなくなったので、全体でやってみます。洗うときは洗濯ネットに入れてドライマーク用の洗剤を入れて洗濯機で洗ってしまいます。
なんと!背中の黄ばみ以外はほとんど無くなりました。素晴らしい!
重曹と酸素系漂白剤めちゃくちゃ優れもの!
もう一度やれば背中の黄ばみも無くなりそうなので、思いっきり塗りつけて、さらに一晩おいてから洗うことにしてみます。これだけやれば黄ばみも無くなるでしょう。
翌朝。
さあ、どうだ!おお!黄ばみが全く無くなってる!その上、縞の柄まで薄くなっている。
一晩置かずに洗えば完璧だったかも。あ〜あ。やりすぎた。
でも、この柄は好きなので夕方から吞みに行くときに着ていこう!暗けりゃわからないはず。